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三宅町名誉町民 安井弘幸氏のご逝去について

ページID:0007205 更新日:2025年2月25日更新 印刷ページ表示

元町議会議員で名誉町民である安井弘幸氏が令和7年1月21日にご逝去されました。101歳でした。

安井氏は昭和26年4月三宅村議会議員に28歳の若さで初当選以来、昭和49年の町制施行を経て平成11年まで、12期48年の永きにわたり、豊富な経験と卓越した識見並びに指導力をもって、町政の発展と地域社会の繁栄のために献身的にご尽力されました。この間、議長として22年間、副議長として4年間、議会運営の要職を歴任され、議会改革に率先して取り組まれました。

三宅町への長年のご貢献に深く感謝を申し上げ、心からご冥福をお祈り申し上げます。

 

安井弘幸氏のご功績

三宅村議会議員および三宅町議会議員としてのご功績

1.新庁舎建設の推進
三宅村の旧庁舎が火災により全焼し、急遽建築された仮庁舎での行政サービスへの問題を指摘し、新庁舎建設の必要性を強調されました。その実現に向けて、行政経費の見直しや節約を行い、庁舎建設基金を設置されました。さらに、用地の確保や財政難の中での建設推進に尽力され、昭和51年には新庁舎が完成しました。

2.教育・保育環境の整備
三宅幼稚園の増築やプールの設置を提案し、その実現に努められました。また、上但馬保育所や伴堂保育所の改築・拡充を推進し、より良い保育環境の整備に貢献されました。さらに、老朽化した三宅小学校の全面改築を、財政難の中で実施できるよう尽力されました。

3.道路整備事業の推進
三宅村に東西を横断する幹線道路を新設し、地域の農業振興を図られました。また、国体の開催に向けた町道の整備を推進し、地域のインフラ整備に貢献されました。加えて、京奈和自動車道の用地買収交渉を主導し、地域の道路網の発展に寄与されました。

4.健康保険制度の導入と財政改善
三宅村での国民健康保険制度の導入を推進し、昭和35年にその実現を果たされました。さらに、加入者の増加と保険税未納者削減に向けた啓蒙活動を積極的に行い、制度の安定運用に尽力されました。その結果、財政赤字を解消し、健康保険制度の定着に大きく貢献されました。

三宅町議会議長としてのご功績

1.行政改革の推進
町議会の議員定数削減を提案し、16名から14名への削減を実現されました。また、行政改革の必要性を議員の方々に説き、理解と協力を得ながら、その実現に努められました。

2.保健・医療事業の推進
三宅町保健センターの建設を提唱し、地域の保健医療の充実に尽力されました。また、磯城郡の二次医療空白地を解消するため、国保中央病院の開設を主導し、住民の皆様の医療環境の向上に貢献されました。

3.地域改善対策事業の推進
町営住宅の建設を推進し、住環境の向上に寄与されたことで、地域住民の皆様の生活の質を高めることに貢献されました。

4.三宅町文化ホール建設の推進
地域住民の文化活動の拠点となる施設として、三宅町文化ホールの建設を提案され、財政的な困難を乗り越えて着工されました。このホールは平成5年に完成し、地域の文化活動に大いに貢献しております。

5.奈良県町村議会議長会の発展推進
奈良県町村議会議長会での活動を通じて、広域的な対応と課題解決を推進されました。特に、奈良県第二浄化センターや国保中央病院の開設において、関係町村と協力し、実現に向けて尽力されました。