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HPV(ヒトパピローマウイルス感染症)ワクチンについて

ページID:0006914 更新日:2024年12月16日更新 印刷ページ表示

0.HPVワクチンの接種間隔短縮について

 令和6年10月以降、キャッチアップ接種の公費負担期間が限られていることや、ワクチン供給不足などにより、接種間隔に変更が複数回出ています。

 そのため、接種間隔誤りなどの間違い接種が起こりやすい状態であるため、接種される方もしくは保護者の方がご自身でしっかりと接種間隔を確認し、接種をされますようお願いいたします。

 

(1)標準的なスケジュール

HPVワクチン接種スケジュール
ワクチンの種類 回数 間隔
2価 3回 1か月の間隔をおいて2回目、1回目の接種より6か月の間隔をおいて3回目を接種
4価 2か月の間隔をおいて2回目、1回目の接種より6か月の間隔をおいて3回目を接種
9価 2回

15歳になるまでに1回目を接種した場合、6か月以上の間隔をおいて2回目接種をし、完了とすることが可能です。

※1回目接種から5か月未満で2回目を接種した場合、3回接種が必要です。

3回 2か月の間隔をおいて2回目、1回目の接種より6か月の間隔をおいて3回目を接種

 

(2)接種間隔の短縮について

 公費で接種可能な期間が限られてることを踏まえ、(1)標準的なスケジュールで接種できない場合、以下のスケジュールで接種可能です。

標準的な接種方法をとることができない場合のスケジュール
ワクチンの種類 間隔
2価 1か月以上の間隔をおいて2回目、1回目の接種から5か月以上、かつ2回目の接種から2か月半以上の間隔をおいて3回目を接種
4価 1か月以上の間隔をおいて2回目、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目を接種
9価 1か月以上の間隔をおいて2回目、2回目の接種から3か月以上の間隔をおいて3回目を接種

 

1.ヒトパピローマウイルス感染症について

  ヒトパピローマウイルス(HPV)は、性的接触のある女性であれば、80~90%の方が一生涯のうち一度は感染するとされている、一般的なウイルスです。

  感染後は自然にウイルスが検出されなくなることがほとんどですが、一部が数年~数十年間かけて、子宮頸がんをはじめ、肛門がん・膣がんなどのがんや、尖圭コンジローマなど多くの病気の発生に関わっています。

  特に、近年20~30代の若い女性の子宮頸がん罹患が増えています。

 

2.HPVワクチンについて

 現在、日本で接種できるHPVワクチンは、防ぐことができるHPVの種類(型)によって、2価ワクチン(サーバリックス)、4価ワクチン(ガーダシル)、9価ワクチン(シルガード9)があります。

 2価及び4価ワクチンは、子宮頸がんを起こしやすい種類(型)であるHPV16型と18型の感染を防ぐことができるため、子宮頸がんの原因の50~70%を防ぎます。

 9価ワクチンは、HPV16型と18型に加え、ほかの5種類のHPVの感染も防ぐため、子宮頸がんの原因の80~90%を防ぎます。

 ただし、ワクチンを受けたからといって病気にかからないわけではありません。ワクチン接種後も、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

 

3.HPVワクチン対象者について

(1)定期接種対象者

 接種日時点で三宅町に住民票がある、平成20年4月2日~平成25年4月1日生まれ(小学6年生~高校1年生相当)の女子

 

(2)キャッチアップ接種対象者

 積極的な勧奨の差し控えにより、接種機会を逃した方に対して公平な接種機会を確保する観点から、キャッチアップ接種が実施されています。

 当初、令和7年3月31日までの実施期間でしたが、ワクチンの供給不足などにより、以下の方を対象として令和8年3月31日まで延長される見通しです。

 (1)接種日時点で三宅町に住民票がある、平成9年4月2日~平成21年4月1日生まれの女性

 (2)令和7年3月31日までに、少なくとも1回接種をしている女性

 

(3)過去に接種歴があり、長期にわたり接種を中断していた方

 (1)過去に接種歴のあるワクチンと同一のワクチンで接種します。

    また、異なったワクチンで接種することとなった場合でも、安全性に関する大きな懸念は示されていません。

 (2)残りの回数を接種し、3回接種で完了となります。

 

4.接種方法について

(1)健康子ども課へ申し込み

 接種を希望される方は、ご自宅へ予診票を発送します。

 健康子ども課(0745-43-3580)まで電話もしくは来所でお申し込みください。

 なお、下記(2)記載の医療機関以外で接種を希望される方は、事前に承認書の発行申請が必要です。

 平日8時30分~17時15分の間に、健康子ども課までお越しください。

 

(2)接種医療機関へ申し込み

 下記一覧表より接種医療機関をお選びください。

 ご自身で、接種を希望される医療機関へ予約をお願いします。

接種医療機関(令和6年4月現在)
医療機関名 所在地 電話番号 2価 4価 9価
まつおかクリニックみやけ分院 三宅町伴堂418-1-1 0745-43-0050 × ×
池田医院 川西町唐院398-1 0745-44-1818 ×
川西診療所 川西町結崎452-98 0745-44-0103 × ×
高井医院 川西町結崎624-1 0745-43-0175 × ×
牧浦医院 川西町唐院43-1 0745-44-0015
植山医院 田原本町120 0744-32-2036 × ×
小嶌内科小児科 田原本町三笠17-8 0744-33-0933
坂根医院 田原本町矢部337-1 0744-34-3300
忠岡医院 田原本町秦庄456 0744-32-2629
辻クリニック 田原本町547 0744-32-2258 ×
のなみ小児科(※) 田原本町十六面29-1 0744-47-3871 × ×
久産婦人科内科 田原本町十六面23-1 0744-33-3110
水野医院 田原本町939 トモルテたわらもと107 0744-32-2401 ×
国保中央病院 田原本町宮古404-1 0744-32-8800 × ×

※のなみ小児科の接種対象年齢は15歳未満です。

 

5.HPVワクチンの副反応について

 HPVワクチン接種後には、接種部位の痛みや腫れ、赤みなどが起こることがあります。

 まれですが、重い症状(重いアレルギー症状、神経系の症状)が起こることがあります。

HPVワクチン接種後の副反応
発生頻度 2価ワクチン(サーバリックス) 4価ワクチン(ガーダシル) 9価ワクチン(シルガード9)
50%以上 疼痛・発赤・腫脹・疲労 疼痛 疼痛
10~50%未満 掻痒(かゆみ)・腹痛・筋痛・関節痛・頭痛など 紅斑・腫脹 腫脹・紅斑・頭痛
1~10%未満 じんましん・めまい・発熱など 頭痛・掻痒感・発熱

浮動性めまい・悪心・下痢・掻痒感・

発熱・疲労・内出血など

1%未満 知覚異常・感覚鈍麻・全身の脱力

下痢・腹痛・四肢痛・筋骨格硬直・

硬結・出血・不快感・倦怠感など

嘔吐・腹痛・筋肉痛・関節痛・出血・

血腫・倦怠感・硬結など

頻度不明 四肢痛・失神・リンパ節症など 失神・嘔吐・関節痛・筋肉痛・疲労など

感覚鈍麻・失神・四肢痛など